ゲ謎にハマっていた時、劇場の予告で飽きるほど見たので気になりまして。どう家でりひと君カッコいいねえと思っていましたし、これは行くしかない!と劇場へ。
前提として、原作は読んでいないか読んだとしてもまったく覚えていない状態です。漫画は絶対に読んでいません。昔の映画はテレビで見て結構楽しみました。
結論、面白くなかったです。渋いカッコいい可愛い綺麗な俳優さんたちがたくさんいて華やかな画面ですが、それがなければ星1.5くらいかもしれない。期待しただけに厳しい評価かしら…。
ミステリーではないけど謎解き要素はあって、そのために冒頭から散りばめられている…というかこの物語自体が、という解なのだけど、退屈です。道真公左遷、飛梅の逸話、蠱毒、ポジション争い、目眩し、催眠術、そりゃあ使用するものは全部提示されてますけど、こっちは真剣に謎解きしたいんじゃなくてスリリングに謎に迫っていく姿を見たいんですよ。ぶつ切りで盛り上がりがなくどこへ進みたいかイマイチ分からない…。3回くらいまだ終わらないのかな?って思いました。明らかになったところでもキャラの感情に乗れないまま、最後もイイ感じに纏め始めたし…。
年嵩の見習いにフォーカス当てるわりにはなんか消化不良だなって感じがしました。わしもあいつと同じ動機よ…のためってのは分かりましたけど…。
晴明が逃亡するシーンは凄いけど長いしいる?と思ってしまいました。半分くらいの長さでいいかな。アクションが全体的にへえ頑張ってるなあってとこと、ワイヤーアクション見え見えで萎えるってとこがある。
ひろまさと晴明がいい友になるような流れありましたかね?いや十分なれるストーリーだけど、こちらには全然伝わってないです。描ききれていません。バディものなのに致命的。
ひろまさと元斎宮の幼馴染エピソードはもっと盛っとかないと、笛と琴のシーンもキスシーンも結婚しても思いはずっとあるよシーンも生きてこないですね。せっかく終わりが怨霊も呪いもそんなのまやかしだけど晴明の力は本物だってこと、女王の思いも本物だってことがいいのに。あと笛を吹くところは色気がもっと欲しい。
説明セリフが多すぎる。意識無意識って何回言うねんとイラつきました。上滑りしててすっと入ってこない。役者さんもモノにして語れてないところがある気がします。叫びなんてシュールギャグ?と思っちゃった。
衣装は艶やかだけどなんなんコレ?なので無視したい。詳しい方が言ってくれるでしょうが、いや〜…わざとなのは理解できますが、ヘンテコにしか見えない。ファンタジー風異国風を目指したのかもしれませんが、観客に違和感しか与えないのはどうなの。
はあ…長い…これは映画と関係ないことですが、一段落したところでコール音が鳴り響き「まさか現代パートが!?転生!?」と驚いたんですが、前方のお爺さんの電話が鳴っているだけでした。あまりにもタイミングがドンピシャで映画館がざわめきました。しかも長いことコール響かせといて普通に出て普通の声量で喋っているし。
良い点もあげましょうか。1から100までファンタジー嘘っぱちスペクタクル平安京なところです。変に作り込まれてしまうと、えっそこ解釈違いなんですけど…とか史実の取り込み方が嫌い…とかになるので、その点やりたい放題で素晴らしい。
ナレーションの声が良い。津田健次郎でした。いや〜良い。
ひろまさの情けないナヨナヨした若造っぷりも良い演技でした。ピュアでいい子でお人好しでボンボンってオーラが漂っていて。
晴明は髪が解けたところもイケメンやな〜と眼福でした。呪文はもっとハッキリ聞かせてほしかったな。
というかそもそもなんですけど、上流貴族にタメ口きく博士でもない晴明ってのがいる時点で、上にのし上がらなきゃなんねえ!身分が違うから結婚できない!とか喚いてるのが茶番に見えるのですけどね。まさか途中で「こんなん陰陽師見習いたちの蠱毒やんw」と思ったのがオチになってるとは思わなかった。つまらん。
前の映画は面白かったのに残念です。しかしオープニングとエンディングでほとんどの時間を使うサメ映画に比べれば断然面白いです。