単純に「善法寺の実力が一番高いと見てとったから」と言いたくないんですよね……。この映画、トップレベルの実力者同士でも得意分野だとか活動内容だとかで比較しにくくて、じゃあ総合的に誰が一番強いのかって明言していないから、六年生の順位付けもしたくない気持ちがあります。公式にお出しされたなら受け入れなきゃいけないのですけども。
まあそれでも「あの場で一番狙わねばならない・狙える」と考えたから天鬼は善法寺に切りかかったはず。じゃあ何で彼なのかな~とテキトーに考えたことのメモです。
あの時点で何を隠しているのか最も分からないのが善法寺です。食満、潮江、中在家、七松はメインに得意の得物を使用していますし、立花は全体を見つつサポート的に手裏剣等を使っています。善法寺だけが投石のみ。かなり押されている状況でありながらあまり戦闘に参加せず、するにしても後方からの攻撃のみに留めている。それも撤退支援の段階からで、直後に皆もいろいろ投げつけるようなタイミング。得意武器がほうろく火矢である立花でさえ他の武器で応戦しているので、善法寺も出来るはずであるのに、けっこう不自然。
隠し玉としてデキる奴なのか、反対に何も出来ない奴なのか。判断つかない以上、最も危険とみなして最初に始末しようとしたのではないか。
善法寺がこのような動きをした理由は、あくまで偵察が目的のため6人全員がぎりぎりまで戦闘するような用意でなく、また善法寺には万一に備えて救護担当としての役目があり、なるべく前線に出ない方針なのではないか。そのため彼は救護用品を多く携帯しており手持ちの武器が少ないのではないか。劇中でも包帯を落としそうになる描写があったし、あんまり的外れな感想ではないと思うが…。またメタ的に得意とされるのが乱定剣だから、というのもありそう。
戦闘での怪我が(不運発動のため最もボコボコの顔面ではあるが)一番少ないのも、このようになるべく避けていたためではないか。他の5人は切り合うなど近い距離での対応のため、攻撃を避けるだけでなくどうしても受け止めて応戦する必要がある。だから一概に「善法寺の実力がピカ一だから、見切りもうまく怪我が少ない」とは言えないと思う。
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