ケーキバースでヤンキーやりたいと思った、not転生現代留文。設定がふわふわしすぎの、なんちゃってパロもの。冒頭で飽きた。
「文次郎、おまえまた一人で行動したな」
仙蔵は大きなため息とともに新聞を投げてよこした。
「いいか、誰もおまえが弱いからやるなとは言っていない。独りよがりな作戦で動くなと言っている」
コツコツと机を刻む人差し指。文次郎も強い口調で返した。
「俺を疑うってのか?朝っぱらから呼びつけておいて、とんだ生徒会長だ。朝っぱらから気分悪いぜ」
「誤魔化しても無駄だぞ」
仙蔵は新聞を広げ、右上の大きな写真を見せつけた。
「ケーキの香りにつられて。黒髪眼鏡にやられて。隣高の奴らにやられて、」
ここで一拍おきギロリと睨みつける。
「バカタレと怒鳴られて。……全部お前のことだな」
バカタレは俺以外発言しないなんてバカタレなことがあるかねえ?と言いたげな文次郎を黙らすため、とどめに仙蔵は写真の男の右腕を指さした。文次郎がしまったというように表情を変える。
「クラスバッジ、委員会バッジ、加えて3つとなるのは生徒会のみだ。昨日のアリバイがないのはおまえだけ」
観念しろ、と押すとしぶしぶ犯人は話し出した。
「あちらから仕掛けてきたことだ。たまたま一人だった、応戦できそうだからした、ちゃんと読み通りだった。俺は最善を尽くしただけだ」
「何があちらから仕掛けてきただ!餌を撒いたのはおまえだろう」
前の騒動をおさめるのにいったいどれだけ奔走したことか。
「おまえも馬鹿じゃないだろう。今度勝手な真似をしたら一ヶ月謹慎させるからな」
「わかったよ」
まだ納得していない顔だったが、大勢に迷惑をかけたことはさすがに申し訳ないと思っているらしい。いやいやではあるが約束の言葉を口にした。
「一人ん時ゃ動かねえよ。これでいいだろ」
「潮江文次郎ってのはあんたか」
聞き覚えのない声に振り向くと、他校の制服を着た男が立っていた。緑色のブレザーに赤いネクタイを締め、同系色のチェックのスラックスを穿いている。この前ぶちのめした奴らのところか。男の全身を素早く見てとって潮江は答えた。
「そうだと言ったらなんだ?」